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こんにちは!アトピー・敏感肌のくすり屋、わくたです。
みなさんは、「アトピーに効く」と言われているサプリメント(ビタミンD、亜鉛、乳酸菌など)の種類が多すぎて、「結局、どれを選べばいいの?」と迷ってしまったことはありませんか?

「いろいろ試してみたけれど、正直なところ、あまり変化を感じられなかった…」
そんなふうに感じている方も、少なくないかもしれませんね。
実はそれ、無理もないことなんです。
なぜなら、数ある成分の中で「ヒトで試験をして、効果がある!」と統計的に確認されているものは、ほんの一部しかないからなんです。
今回は、科学的なエビデンス(証拠)をもとに、「本当にアトピー改善に役立つと考えられるインナーケア」と、その効果を最大限に引き出すための「不可欠なルール」について、わかりやすく解説していきますね。
1. 残念ながら「今回は選ばれなかった」成分たち
世間一般では「アトピーに良い」と噂されているものの、実際に人間で試験をしてみると、「うーん、あまり明確な効果はないかも…」という結果だったものをご紹介します。
今回、残念ながら「選外」となってしまったのは、以下の6つです。
ビタミンD、亜鉛、オメガ3(DHA/EPA)、マグネシウム、塩分、プロバイオティクス(乳酸菌など)
試験結果が芳しくなかった3つの成分
ビタミンD、亜鉛、オメガ3の3つは、実際にアトピーの方を対象に試験が行われましたが、残念ながら良い結果は確認されませんでした。
- どのような試験だったのか?
本物のサプリメントを飲んだグループと、ただの粉(乳糖などの偽薬)を飲んだグループを比較したところ、「正直、効果に差がなかった」という結果が出てしまったのです。 - 結論として
基本的には、飲んでも飲まなくても、アトピーの改善には大きな影響を与えない可能性が高いと言えます。
ただし、例外もあります。
- ビタミンD:日照時間が極端に短い地域にお住まいの方には効果がある可能性があります(ただし、日本国内であれば基本的には心配いりません)。
- 亜鉛:亜鉛不足による「脱毛」や「味覚障害」がある方は、摂取すると症状が改善する可能性があります。
こういった「明らかな欠乏症(不足の症状)」がない限り、アトピーを改善する目的でわざわざ購入する必要はありません。(もちろん、今お手持ちの分を飲むことは問題ありません)
研究不足や注意が必要なもの
- マグネシウム
そもそも「サプリメントでの摂取がアトピーに効くか?」という試験自体がほとんど行われていません。また、血中のマグネシウム濃度とアトピー症状には関連がないことも分かっています。 - 塩分(ナトリウム)
最近の研究で、血中の塩分濃度が高いと、アトピーが悪化しやすいということが分かってきました。ポテチやラーメンなど、塩辛いものの食べ過ぎには、ぜひ注意してくださいね。
「乳酸菌(プロバイオティクス)」選びの難しさ
「ヨーグルトなどで菌を食べる(プロバイオティクス)」は非常に有名ですが、実は大人のアトピーには効果が出にくいという課題があります。
- 理由1:腸内環境の完成
お子様(4〜17歳くらい)には効果があったという研究がありますが、大人の腸内環境はすでに完成されており、外から新しい菌を入れても定着しにくいのです。 - 理由2:個人差の壁
お腹の中にいる菌のバランスは、人によって全く違います。「どの菌を」「どれくらい」飲めばいいかが人それぞれ異なるため、市販のものが自分に合うとは限らないのが現状です。
2. アトピー改善の効果あり!「選ばれし2つの成分」
そんな中で、「人のアトピー改善に効果がある!」と期待されているものが、次の2つです。
① プレバイオティクス(菌のエサ) 
外から「新しい菌」を入れるのではなく、もともと自分のお腹の中にいる菌に「エサ」をあげて育てる方法です。これを「プレバイオティクス」と呼びます。
- どんなもの?
オリゴ糖や水溶性食物繊維(イヌリンなど)のことです。 - なぜ効くの?
エサを食べたお腹の菌たちが元気になり、「酪酸(らくさん)」などの短鎖脂肪酸を作り出します。これが炎症を抑えたり、免疫バランスを整えたりしてくれます。 - どう摂ればいい?
サプリメントでオリゴ糖を摂取したり、食事であればごぼう、キャベツ、玉ねぎなどの繊維類を積極的に食べるのがおすすめです。
② ビタミンE
もう一つ、効果が報告されているのがビタミンEです。
- どんな効果?
4ヶ月〜8ヶ月ほど長期的に飲み続けた結果、「かゆみ」や「見た目の赤み」などが有意に改善したという報告があります。 - なぜ効くの?
ビタミンEは油に溶ける性質があり、私たちの皮膚(皮脂)にも含まれています。体をサビつかせない(酸化を防ぐ)力が非常に強く、紫外線や大気汚染などのダメージから肌を守ってくれるのです。 - 注意点
基本的には安全ですが、血をサラサラにするお薬(ワーファリンなど)を服用中の方は、血が止まりにくくなる可能性があるため控えてください。
3. 効果を出すための「絶対的なルール」
プレバイオティクスやビタミンEを試す前に、これだけは絶対に守ってほしい「大前提」があります。
それは……
「皮膚科の薬と、毎日の保湿をサボらないこと」
今回ご紹介した「効果あり」の試験結果も、すべて「病院の薬や保湿剤を適切に使用しながら、プラスアルファでサプリメントを飲んだ場合」の結果なのです。
アトピー治療を「家づくり」に例えるなら、このようなイメージです。
- 薬や保湿 = 「家の土台・柱」
- サプリ(インナーケア) = 「内装やインテリア」
炎症が強く燃え盛っている時に、土台(治療)をおろそかにしてサプリメントだけを飲んでも、残念ながらその効果を感じることはほとんどできないでしょう。
まずは、お医者さんに出されたお薬を塗り、保湿をしっかり行い、「肌の土台」を守ること。これが何よりも最優先です。
4. まとめ
本日のポイントをおさらいしましょう!
- ビタミンD、亜鉛、オメガ3は、試験では「偽薬」と差がつかなかった。
(明らかな不足がない限り、わざわざ買う必要はありません) - 効果が確認されたのは「プレバイオティクス(菌のエサ)」と「ビタミンE」の2つ。
- 一番大切なのは、皮膚科の治療と毎日のスキンケア!
サプリメントあくまで「応援団」として活用しましょう。
インナーケアは、今日飲んで明日すぐに治るような魔法ではありません。
ですが、正しい知識を持って「土台」を整えながら取り入れることで、きっとあなたの肌の助けになってくれるはずです。焦らず、気長に続けていくことが大切ですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!





